私はバイザー会議に行き、臨床実習での学生の様子、対応方法などを意見交換をする機会を持っています。時代の流れとともに、思想、文化も変化します。バイザーの考えが古く、学生へ押し付けることがないよう配慮しなければならないと感じます。あなたが聞きたいことはバイザー会議でどんなことを話しているか? だと思います。意見交換した内容について紹介します。
- 学校での様子
- 実習態度について
- 体調管理について
- レポート作成について
- バイザーとの距離感について ←今回
- 臨床能力について
- 観察力、その指導について
- 記録、症例報告書について
- 訓練目標、プログラムについて
- 感想など
バイザーとの距離感について
人との距離感は自身で気づけないことが多いです。以下の項目に該当しないか確認しましょう。
学生の距離感
友達のような発言・態度に変わってくる。
スキンシップが多い。
バイザーとの距離をバイザー以外のスタッフから指導される。
バイザーの対応
対応がまずかった時またはなるべく早く「◯◯では相手が困ります。△△という風に気をつけましょう。□□という風に行動しましょう」と具体的に伝える。
他のスタッフから学生へ具体的な指導を行う。
以上がバイザー会議で出た内容ですが、それ以外にも知っていてほしいことがあるので以下は私への相談を下にした補足です。ご参照下さい。
番外編(私への相談を下に)
距離感が悪いスタッフ(バイザー含む)
学生だけでなく、距離感が近くなりすぎるスタッフがいます。社会性が低いスタッフに多く、近年増えています。自身の与える影響に気づけず、自身では良いことをしていると感じ、たちが悪いです。社会を学んでいる最中の学生にとって、そんなスタッフからの誘いは判断が難しいです。トラブルになることもあるので、以下に該当する場合はすぐに学校の先生に相談しましょう。
- 実習中のスキンシップが多い。
- 学生が求めていないのに車で家まで送る。
- 実習期間中に個人的な食事・遊びの誘いを受ける。
- 求めていないのに連絡先の交換を求められる。
- スタッフの行為がハラスメントだと感じる。
学生の対応
予定があること、学校に禁止されていることを伝え、とりあえず理由をつけて、その場をしのぎましょう。電話番号を伝えたくない場合は、病院へ連絡する事を伝えましょう。その他、ハラスメントやすでに対応したことは、速やかに学校へ報告・相談しましょう。時には同性の先生にも相談しましょう。
近年、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の発達により、連絡先の交換が容易になりました。実習終了後、お互い合意の上での連絡先の交換をとやかく言う時代でもなくなっているのだとは思いますが、少なくとも実習期間中に、連絡先の交換をすべきではないと思います。実際にトラブルに合っている学生から相談を受けることがあり、連絡先の交換が起点となっている傾向が多いです。学生自身で身を守る努力が必要です。
実習はあなたの人生がかかっています、恥ずかしがらず、速やかな相談や報告を心がけましょう。バイザーとより良い師弟関係が築けることを応援しています。