私はバイザー会議に行き、臨床実習での学生の様子、対応方法などを意見交換をする機会を持っています。時代の流れとともに、思想、文化も変化します。バイザーの考えが古く、学生へ押し付けることがないよう配慮しなければならないと感じます。あなたが聞きたいことはバイザー会議でどんなことを話しているか? だと思います。意見交換した内容について紹介します。
- 学校での様子
- 実習態度について
- 体調管理について
- レポート作成について ←今回
- バイザーとの距離感について
- 臨床能力について
- 観察力、その指導について
- 記録、症例報告書について
- 訓練目標、プログラムについて
- 感想など
目次
レポート作成について
学生の傾向
- 書くのに時間がかかり、寝るのが遅くなる。
- 端的に書けず、眠らずに大量に書く。
バイザーの対応
- レポートのフォーマットを提案している。
- 以前の学生の例を出すようにしている。
- なるべく早く帰宅させるように心がけている。
- レポートの量を調整している。
レポートについて、実際にバイザーができることはこれくらいです。後はバイザーの教える力と、学生との信頼関係。信頼関係についてはこちら。
実習中の私どちらにも当てはまりました。入職してからも会社にとって初めてのSTであり独り職場だったため教えれる人はおらず、カルテ、報告書などの書類を書けるようになるまでに3年くらいはかかりました。いつも書類だけで22時頃まで残業、思い出したくありません。
バイザーを引き受けるようになって6年が立ちます。書けない原因に対応した指導さえすれば、ほとんどの学生が臨床に出てカルテを書ける程度のレベルになって実習を終えています。8割以上の学生で書けない原因は共通し、私も以前はその独りだったので、書けない理由がよく分かります。
レポートについては書けない原因を知り自身で試行錯誤する過程が重要だと思いますが、実習だけでは時間が足りません。指導者が思う理想と現実は違うものです。私が学生に指導して効果が合った方法を紹介します。あなたの実習が優位意義なものになるよう応援しています。