「カルテ・レポートが書けない!」の原因と対策

臨床実習でのデイリーやレポートの作成について、困っているのはあなただけでなくバイザーも同じです。バイザーによってはその理由に気づいていないことがあります。少なくともあなたがその理由に気づき、対策することが重要です。レポートが書けない原因と対策について紹介します。

原因

学生の傾向

  • 書くのに時間がかかり、寝るのが遅くなる。
  • 端的に書けず、眠らずに大量に書く。

バイザー会議より

私のところにはそのような学生が多くやってきます。実際、私もレポートが書けない学生で心当たりがあります。

学生が言う書けない理由

  1. 書き方がわからない。
  2. 何を書いたらいいかわからない。

レポートをかけない8-9割の学生はこのような状態です。その理由の原因を学生に気づかせ、指導します。私が受けた学生は実際の臨床現場にて日々のカルテが書ける程度の「書く力」を身につけて実習を終えることができています。

書けない原因

学生が抱える問題はこの3つです。

  1. 何のために書けるようになるのかビジョンがない。
  2. 観察のポイントが身についていない。
  3. 書き方のフォーマットがない。

学生の多くは実習を乗り切る為にレポートをしており、書くことが臨床現場に出て何につながるか? がわかっていないことが多いです。メモは沢山とるけど肝心なところがとれていない学生が多いです。メモを取るポイント、つまり、正常機能と比較しおかしな点がわからないから、レポートを書く際にわけが分からなくなります。学生に書けるようになって欲しいところはバイザーも学校も同じですが、書き方、まとめ方にズレがあって、学生は困惑します。

まずは、原因に気づくことです。どんなバイザーでもあなたが「できるST」になってほしいと思って関わっています。できすぎると嫉妬はしますが…笑。

対策

バイザーの書く能力と、学生を書けるようにする指導力は全く異なります。「端的に書け」という指導だけのバイザーはもともと書く力があって、実習でも困らず、その方法について考えても分からないないのでしょう。

書けるようになる為の手順

書く目的を確認する

  • デイリーレポート →カルテ
  • 症例報告 →報告書の作成など、論文作成

バイザーも、学生も「なぜ課題としてやっているか?」について考えないと思いますが、少なくとも一年後にあなたはプロの療法士になっているはずです。その時、あなたが「何ために書くのか?」それは、患者様の日々の変化とあなたが行ったアプローチに効果があるか検証できるようするためです。日々の記録としてカルテがあり、報告書(計画書含む)、その先に論文や症例報告用の資料作成があります。

デイリーを書かなくても、口答で確認できれば良いとするバイザーもいて、学生が理解しているかどうかはっきり分かるため気持ちは大変わかります。しかし、最終的にはカルテぐらい書けるような力が付いていなければあなただけでなく、患者様に良いことができません。目的を明確にして望みましょう。

観察ポイントを理解する

  1. 正常機能(動作、高次)について、見学中どこでも確認できるような用紙(できればA41~2枚)を、持ち歩きましょう。
  2. 今回の見学でどこに注目したら良いかバイザーに聴いてみましょう。教えてくれた場合は、その部分を正常機能と照らし合わせながら見学しましょう。教育方法によっては教えてくれない場合があります。その時は正常機能の順におかしな点がないか確認しましょう。おかしな部分はあなたと異なる、他の患者様と異なるという風に比較する良いでしょう。
  3. おかしいと感じたところ、あなたや他の患者様と異なると思った所を、正常機能をまとめた用紙に書き込みましょう。実習中できなければ、できるだけ早くに書き込みましょう。症例ごとに用紙を用意しておいたほうがまとめが楽になります。使い方によっては変化に気づきやすくなるでしょう。

メモ、頭を整理する

私が指導するレポートの書き方について興味のある方は早く終わらせてさっさと寝よう! レポート作成方法をご参照下さい。

レポートが書けないのは文章能力に原因があるのではなく、診るポイトがわかっていない事が一番の原因です。それはすぐに付くものではなく、時間がかかるものです。目的を明確にして診るポイントに意識を向けることで、その時間は短縮できます。焦らずに行きましょう。あなたのレベルアップが、一年後あなたが診ていく患者様の為になります。

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