職場での講師を終え、すっと肩の力が抜け、意欲まで落ち気味の小川準一郎(オガジュン)です。
新しいことを勉強するとき何から手を付けていいか分からないので手が出せない。これでいいのかな? と迷って、はかどらない事がありませんか? 新しい分野の情報収集や勉強をするときのコツをきかれることがあるので、今回はその方法について紹介します。
読書嫌いだった私
私は学生時代、理系で・・・というより、国語が苦手で偏差値もグラフにかけないくらいでした。スムーズとは言えませんが、何とか得意な科目で穴埋めしセンター試験を突破し、大学へ進学、卒業することができました。そんな私ですが、今では文系か?!というくらい、本を読んで理解できることが増えました。
いつごろから出来るようになったかというと、大学を卒業し、一つ目の会社で働いているときです。今まで活字中毒というくらい、本を読むとのび太君ばりに、寝てしまっていたのですが、それが、あることをきっかけに変わってきました。
読書が苦にならなくなった理由
必死! 必死! または妄想!
20歳以降、何かしら(バイト、サークル活動などなど)のことで人に求められることも多くなり、○○について知っておかなければならない状況が増えました。つまり、強制的にやらなければならない目的ができました。
求められていなくても、こじつけでもいいので「私は求められている」と解釈するようにするのも手です。しかたねーな、お前のためにやってやるか! 試験勉強相手なら合格した後、あなたのサービスを受ける相手を想像! そして喜んでいる相手を妄想!
手が付けられるものから
当然のごとく、難しい分野で手が付けられない!!! ので、と~~~っても薄い入門書を読んでから、次の本、ネット、時には漫画で調べました。一応、新しい知識を少しづつでも理解することができます。
認知行動心理学を知り確信に変わった!
自己啓発の本が好きで、たまたま手に取った「認知行動心理学」の本に
- ハードルを下げる
- 途中でやめる
- 目的を見つける
自分がやってきた方法が理にかなった方法だと確信しました。国語嫌いは変わっていませんが、理解力に自信がないなんて思わなくなりました。
結局、どんなことをしているのか?
とりあえず手に入れる
手あたり次第、あなたが知りたい内容の本を手に入れます。そのときの注意点は
- なるべく薄いものを最低1冊
- 入門書を最低2冊
- 難しい内容のものを最低2冊
ネットは基礎的な用語を調べるのみで最小限にしましょう。ネットは出所が不明で信用していい情報かどうか迷うことがあるので利用には注意しましょう。
目的を明確にする
何を知りたいかです。例えば記憶障害について知りたければ、手あたり次第、記憶障害について書いてあるところを読みます。
- 薄い本または入門書を読む。
- 難しい本にも目を通し分からないところは読み飛ばす。
- 1-2を繰り返す
これだけで不思議と重要なところ、今あなたが知りたいこと、もう少し調べないといけないこと、内容と内容の関連性に気付くことができます。
多読、飛ばし読みが基本です。実はさらにこれを効率よくしているのが、当サイトで時々出てくる書籍の電子化です。気になったページだけでなく、気になった章ごとスマホに取り込み繰り返し目を通します。大量インプットそれが重要です。
成功の秘訣
人によって賛否両論ありそうですが、私の場合は、手に入れた本の冊数が多いときほど、時間的に余裕がない時に行います。なぜなら、知りたい情報以外のところに興味を惹かれ時間を無駄にさいてしまうからです。これが結構、やっかい。
やさしい本からむずかしい本まで同じ情報を繰り返し自然と読むことで、
- 新しい用語の理解が効率よくできる
- 単語、内容に対する慣れが起きる
- 自然とむずかしい本でも理解しやすくなり、必要なレベルの情報を入手できる
普段は重要な「興味」「好奇心」が、上記の流れを邪魔してしまいます。
だから、「もうやらないと間に合わないよ!」と言うギリギリの計画を立てます。時間に余裕がないと…
- 必死なので集中力アップ!
- 読める時間が限られているので、興味・好奇心なんて言ってられない!
- 集中してまとめたことを、直後に使うことで、記憶に残りやすい。相手からの反応があるとさらに記憶に残りやすい。
もうこんなに本読んだの? 理解力いいよね! と言われることでしょう。