養成学校の就職活動について疑問に思うこと

最近、記事を更新するよりも、新人療法士や学生さんからの相談に追われている小川準一郎(オガジュン)です。

特にこの時期は就活の相談が多いです。で、気になることがあるのでちょっと記事にしてみました。多方面からの意見が知りたいので、twitterLINEfacebook、いずれかよりコメントいただけると大変ありがたいです。

就職活動の前提条件は本当か?

私は大卒2年制の養成学校卒です。就職活動の時に違和感を感じましたが、仕方ないかスルーしました。学校より「採用試験を同時進行してはダメ!」というルールがある学校が多いです。なぜダメなのでしょう?

学校の先生に言わせると

  1. 内定が決まってから、断るのは失礼だ。
  2. そんなことをしたら、次受ける学生が迷惑する。
  3. 学校の信用問題になり、実習など受けてもらえなくなる。

どれも、言いたいことは分かりますが…

複数の会社の試験を同時に受けること

1.に対し「その通り」と思う反面、一般企業の採用試験ではよく聞く話。受ける側は、自分にとってメリットが少しでも多い会社に入りたい。だから、学生は少しでも速く同時に試験を受けます。

採用する側もいい人材を確保するために「奪われない」ように企業努力します。良いとは言いませんが以下の様の問題も出ています。

新就活スケジュール、「抜け駆け」横行の実態

経団連に加盟していない企業は、新スケジュールを守る義務がない。一部の外資系企業は例年どおり、昨夏のインターンシップで優秀だった3年生を対象に、2014年12月からの選考で早くも内定を出していた。また、楽天やDeNAなど経団連非加盟の大手企業も、早い段階から動き出している。

2015年08月30日 東洋経済オンライン

ただ、病院・施設と一般企業の違いは、病院・施設は受験者数が少なくて内々定(内定の一つ前)がないところ。だから、病院・施設としては断られると都合が悪い。内定が出た時点で、当然あてにして雇用の準備を始めます。

それにを知ったうえで、あなたがどうするか? 私なら私の一生を考えて、自分がいいと思った方に入れるよう努力します。病院の都合は知りません。就職してさらにそう思います。実際、一つの内定を蹴って、今のところに入りました。今思えばどちらが良かったか…←これは別の話。

内定を蹴ると、次受ける学生が迷惑するか?

2.単純に考えると、迷惑するでしょうね。でも、断られ方次第の面もあります。学校側が本当に生徒の一生を考えて、内定の断り方も含め就活の指導をしていたらそんなに心配しなくていいと思います。

ちなみに、内定を蹴った私ですが、そちらの病院の先生、並びに採用試験の手配をしてくださった職員の方に、かなり早い段階で直接お会いして謝罪しました。理由も述べさせていただきました。「こんなの初めてだ。」「もう少し(あなたを離さないように)おしておけばよかった。」なんて言葉もいただきました。

就職して4年目に他の病院・施設の採用試験を受け、内定をもらいましたが、雇用条件が納得いかなかったので、お断りしました。学生のときの就活同様、悔しがられる程度で特にトラブルはありません。むしろ今でもその病院・施設の人事の方と交流があります。(笑)

内定を蹴ることはいけないことです。推奨しているわけではありません。基本いけないことです。自己責任でお願いします。

信用問題、実習先の減少

私は教える側にも興味があり先生になるのもありかな友考えています。先生の立場を考えると「学校の信用問題になり、実習など受けてもらえなくなる。」はおっしゃる通りで、内定を蹴るなんてやめてほしいと思いますが…。

「拘束された人の命を救うのか? 一人の命よりも国民の安全を保障するのか?」といった議論に近く、答えは出ないかもしれませんが、私としては教員なら、今後の一生を左右するかもしれない就活を行う学生のことを一番に考えるべきだと思います。

国と違って、あなたが学校を卒業したら先生には、あなたをフォローできない。フォローしてくださる先生もいますが多くはない。

と、少し話がずれました。信用問題、実習先の減少について、学生が心配する話ではない。就活は学生によっては戦争です。学校の都合のいいルールを守ったところで、一生を左右する戦いには勝てません。

思い切って、内定を蹴る方法というか、内定を蹴らずにうまくやる方法を相談してみましょう。その際、必ずしてほしいことは、先生になぜ複数の採用試験を同時に進めたいのかをすべて説明すること! 先生を信用しお願いしましょう。あなたの考えに筋が通っていて、先生も納得できれば協力してくれるはずですし、他の良い案を出してくれるはずです。

笑えない話。

「できる学生」を、名の知れた病院・施設に薦める理由があります。その病院・施設と何らかのつながりがある。先生も先方にお願いされている。(ある意味ノルマ)

学生を信用して勧めてくれるのは良いが、本当にその学生のこと思ってたら、できる限り選択肢を多く与えてあげてほしい。勧める限りは、言語聴覚士としてだけでなく、生きるために必要な福利厚生などの条件も「良い、悪い」くらいは教えてあげてほしい。

実際、同期はいいます。「自分で入ったならまだしも、学校のメンツもあり辞めにくい。レベルは高く、有名な先生と話す機会もあるけど、福利厚生ふざけてる。辞めとけばよかった。」先生の話に乗った同期が悪いのですが、就活で不安なとき、甘い話にのりやすい…先生もわかっていますよね。学生がちゃんと落ち着いて考えることができるか? 気にしてあげてください。

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