レジリエンスとは?超高齢社会とリハビリニーズ

第21回日本摂食嚥下リハビリテーション学会~広がりゆくリハビリテーションニーズの中で摂食嚥下を考える~の内容で気になった所、言語聴覚士としてお知らせしたいことを紹介します。

会長講演 広がりゆくリハビリテーションのニーズ 摂食嚥下

水間 正澄(昭和大学医学部リハビリテーション医学講座)先生が講演をしてくださいました。

地域包括ケアシステム、大規模災害時におけるリハの役割

  • 超高齢社会に至るまでの社会保障制度の流れ
  • 早期リハビリテーションの充実と早期在宅復帰
  • 地域での生活期リハビリテーションの重要性とかかりつけ医の役割

現在、世界が日本医療の行く末を見張る中、日本はどう立ち回っていくのか? リハビリのニーズが広まっている背景と、それに伴う社会保障制度での文言の変化をご説明くださいました。その他、上記のような内容をお話ししていく中で聞きなれない言葉が出てきました。

レジリエンス力

平常時の心身のレジリエンス

非平常時の心身のレジリエンス

地域で支え合う仕組みづくり、自助と公助を支援するシステムづくり

水間 正澄

「レジリエンス」って聞いたことありますか? 私は自己啓発や仕事術などの本でこの用語を見かけることがしばしばあるのですが、リハビリ関連の講義の中で聞くのは初めてでした。「レジリエンス」についてご紹介します。

レジリエンスとは

「困難あるいは驚異的な状況にもかかわらず、うまく適応する過程、能力、あるいは結果」

イギリスの児童心理学者アン・マステン

「逆境に直面し、それを克服し、その経験によって強化されるまた変容される普遍的な人の許容力」

アラバマ大学の発達心理学者グロットバーグ

「深刻な結果をもたらすと考えられるような危機な経験に悩まされてるにもかかわらず、比較的良好な結果をもたらすような現象」

イギリスの児童精神医学者ラター

つまり、深刻な状況に合わせる力、そこから良い結果を出す力のことを言います。メンタルが弱い私が買った本に載ってました(笑)良本です。

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迫りゆく日本の状況

この状況を日本に当てはめると、極めて困難な経済的な問題が起ころうとしている。医療での具体的な例は医療制度の崩壊、社会レベルでは老人が老人を介護する生活。そのような状況に適応できる社会システムを構築し、危機的な状況を克服する日本となります。

リハビリテーションにおけるレジリエンス

水間先生は「平常時の心身のレジリエンス(現在) + 非平常時の心身のレジリエンス(2025年)」とし医療制度崩壊の危機的状況に耐えうる地域で支え合う仕組みを構築する必要があり、自助、公助、互助、共助をベースとする地域包括ケアシステムでの、リハビリテーション、摂食嚥下のリハビリテーションが求められるニーズを我々に考え行動にうつしてほしいという思いをおっしゃられたと解釈しました。

若い人には中々伝わりにくい内容だったかもしれませんが、日本は今世界に類を見ない危機的な状況です。それを踏まえ、私たちにできる、私だからできることを考え、行動に移していく必要があると感じました。

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