国家試験間近の学生さんから、質問がありました。いくつか学生共通の質問もございましたので、記事にして紹介することとしました。
同じように頑張っている方の、一つの判断材料、励みになればと思います。
試験まで2週間。気持ちの持ち方が重要
私もバタバタと国試の勉強をしていたころを思い出します。国家試験は試験のみがクローズアップしやすいですが、試験会場に無事到着することも重要です。以前まとめた記事ですが参考になるかと思います。
少なくとも、「あと2週間しかない」と考えるのではなく、常に試験に合格し療法士として働いているイメージを持ちながら、「まだ2週間もある」→「まだ3日ある」→「あしたはいつも通り過ごそう」→「今日、乗り切れば解放される」と考えていきましょう!
思考は現実化する
ナポレオン・ヒル
2週間もあるからどうやって勉強しよう
私と同じ凡人であれば、気は抜けませんが、まだまだ余裕があります。
やることは単純、実際の試験の時間をイメージして解きまくるです。一問一答もよいですが、できれば、4~5肢選択式を解いていきましょう。この時期は実践的であることが重要です。
また、複数の選択肢から、選ぶ作業で、関連分野の再認を続けることができ、忘却を防ぐことができます。また、「なぜ、この選択肢は異なるのか?」を考えることで、覚えたことアウトプットできます。
暗記中心でいいのか?
個々の状況にもよりますが、すでに過去問を何度かといて、過去問なら9割解ける段階であれば、暗記もよいと思います。
しかし、先ほども述べたように、実践的であることが重要です。苦手な1割の部分を中心に暗記する日または時間を作ったら、必ず、複数の選択肢から解く機会を設けましょう。
つまり、”暗記する日の次の日は選択肢を解く”という風に、やったところを忘れないように、再生または再認させる時間を取りながら勧めるべきです。もちろん午前は暗記、午後は再認再生という風にしてももよいと思います。
残り1週間となったらどうするか?
必ず、前日、当日の事を考えて段取りをしましょう。
合格点に届かない。まだ届いていない。という方は、今までやった過去問直近3年分をやりこみましょう。やることは一緒ですが、解いては解説をすぐ読み、解いては解説をすぐ読み…を繰り返しましょう。
解説に疑問を抱いてはダメです。とりあえず試験が終わるまではこういうもの。と考え、1点でも多く、安定して点数化できるように努めましょう。
これだけは絶対に守りましょう!
記憶にしても、頭の回転(情報処理)、閃きにしても(遂行など)、ベースの高次脳機能が安定してこそ、発揮されます。
先ほど覚えまくれ!(解いては解説、解いては解説…)と言いましたが、出ないかもしれない問いを暗記するために、体調を崩したり、眠気に襲われたりして、勉強、試験をしても効率が良いとは言えません。
なので、睡眠時間だけは徹底した方が後悔しません。眠れなくても、部屋を暗くして、目を閉じ、療法士として来年働いているイメージを持つようにしましょう。
成功の環境はもう整っている!
宗教家ではありませんが、ちょっと宗教染みたことをこれから言います。
- この記事を見たのが試験前日でも大丈夫です。
- 療法士として春から働いている姿を想像して、心を落ち着けましょう。
- 今までやってきた実習・勉強の日々を思い出しましょう。
- そして、もう一度、あなたが療法士として春から働いている姿を想像しましょう。
- そこでは患者様があなたのリハビリを楽しみに笑顔でこっちを向いています。
未来のあなたのリハビリサービスを待っている患者様もあなたを応援しています。大丈夫。全力であなたの力を発揮できる環境はすでに整っています。