リハビリ(リハビリテーション)とは? 言語聴覚療法は言語聴覚士(ST)じゃないとできないの?

言語聴覚士(ST)の訓練はリハビリ(リハビリテーション)の理論をベースに行われています。

つまり、言語聴覚士(ST)の行う、言語聴覚療法はリハビリテーションの下位カテゴリーです。

リハビリ(リハビリテーション)とは

病気やケガのせいで障害を負い、もともと持っていた力がなくなったり、発揮できなくなった方が、本来あるべき姿を取り戻すことです。

下の図で説明すると、点線が病気やケガをする前の力。ずと~んと力が発揮できなくなったところを、命に別状がない段階まで治療(医療)し、なるべく早い時期に訓練(リハビリ)を始め回復が効率よく行えるように支援します。

点線の部分までは回復しないのが現状です。利き手がマヒで動かなくなった場合は利き手交換を行い新しい動作を習得する訓練を行うなどします。

また、どうしても必要な場合は、杖、手すり、大きくはデイサービスなどの環境によるサービスやヘルパーなどのサービスなどを他職種と一緒になって検討し、できる限り患者様が望む生活の形に近づけるお手伝いもします。図1

最近のリハビリ(リハビリテーション

最近は下図のように命をまっとうする時期の方へ、寄り添うリハビリという終末期リハビリや、末期がんの方へのターミナルケアなどでも専門的なかかわりが求められています。
図2

リハビリ(リハビリテーション)は失った力を取り戻す右肩上がりの「回復・訓練」という概念だけでなく、低下していく力に「寄り沿った関り」を行い低下を食い止める、人間らしい尊厳のある生活を支援するなどの時代に合わせ概念が変化しつつあります。

リハビリ(リハビリテーション)はどの職種ができるのですか?

言語聴覚療法と名乗って実施できるのは言語聴覚士だけです。名乗らなければ病気を患った本人、ご家族、看護師、その他の職種でも実施してかまいません。

しかし、その人に適したリハビリ(リハビリテーション)を行うのは容易ではありません。誤った方法は状態を悪化させます。

知識や技術も日々進歩しており、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といったリハビリ(リハビリテーション)の専門的な知識と技術を持った職種が必要となっています。

病気を患った方は一生障害付き合っていかなければならないためリハビリ(リハビリテーション)に終わりはありません。

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)は、病院・施設などにおけるリハビリ(リハビリテーション)が終わっても、患者様、ご家族など患者様を取り巻く周囲の方々でも継続して行えるリハビリ(リハビリテーション)を検討し、提供する役割も担っています。

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