生活支援のためにあなたができること

「高次脳機能障害って何ですか?」と言われ、答えることができますか? そもそも、高次脳機能障害って苦手意識はありませんか?新人の頃は「高次脳機能障害って専門ですよね。」と言われ、「はい」と自信なく答えていましたが、今では自信をもって「はい」と言えます。

生活を支える高次脳機能リハビリテーション 橋本圭司

高次脳機能障害について自信が持てるきっかけを作ってくれたのが

高次脳機能障害 どのように対応するか (PHP新書)

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でした。上記の本をさらに簡潔にイラストを多くのせ高次脳機能について知りたい初心者向けに読みやすくなったのが、今回ご紹介する書籍です。療法士でなければ(前頭葉機能障害中心の)高次脳機能障害についてはこれ一冊で臨床現場では仕事がしやすくなる良本です。

生活を支える高次脳機能リハビリテーション

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内容

前頭葉機能を狭義の高次脳機能ととらえ高次脳機能障害を説明しています。そして、注目なのが「神経ピラミッド」という考えをもとに高次脳機能の相互作用を考えアプローチする方法が紹介されています。

障害の評価や検査値にこだわっていませんか? 対応が変われば、検査値が変わらなくても、必ず良くなる高次脳機能障害。その向き合い方、診断と対応法、検査、リハビリテーションなど、生活支援のためにできることを解説する。(TRC MARC)

私としては高次脳機能障害に対する考えやアプローチは様々で「神経ピラミッド」を高次脳機能を考える一つのテンプレートと知っていると、患者様を診る時の視点が広がるという印象です。それだけではいけませんが…

タイトル通り「生活を支える」在宅生活を意識した内容で、ご高齢で認知症を併発しているような方の高次脳機能障害の症状への対応については、この本に書いてあるアプローチ通りにはいかないので注意が必要です。

認知症の方に対するアプローチは、患者様の受け入れに狭さがあり、訓練が限定されることがあります。療法士のような臨床家にとって、訓練を分析することは重要で、この本の考え方を利用することで、1つの訓練を応用して使えるような視点が身につきます。

繰り返しますが、この本のアプローチをそのまま認知症に対するアプローチに使うことはできません。しかし、自身の訓練の幅も広がり、結果、認知症の方に対するアプローチの幅も広がると思います。

特徴、価格など

イラストで実際の高次脳機能障害の症状を表してあり、学生さんや新人さん、看護師さん、介護士さんにとって読み易い本ではないかなと思います。

1,800円(税抜)A5サイズで100ページにしては量的には高く感じますが、内容の質的にコストパフォーマンスは良いです。

職種によっては、学校で買わされた教科書を読んで勉強するよりも、まずイラストも多く、たった100ページのこの本を読んでから、学ぶ方が効率が良いと思います。

5段階評価

難易度   ★★★☆☆

おすすめ度 ★★★★★

総合評価  ★★★★☆

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