この犬は、何でこんなに流れが速そうな川を、泳いでいるんでしょうか?
きっかけとなる要因、動機をもとに、我々は行動します。ですが、その行動をやめたり、続けたりを、コントロールできるかと言えば簡単ではありません。
それは何故でしょう? 今回はそれについて紹介します。
行動すると必ず結果が伴う
必ず1~3の順に経過します。
- 行動のきっかけとなる要因/動機
- 行動
- 結果/成果
結果が良いと、同じ行動を繰り返します。反対に結果が悪いと、意識しなければ、同じ行動を繰り返すことはありません。
当たり前のことですが、そう単純ではありません。
成果と動機/要因とのバランス
行動した結果、良い成果が得られたのに、同じことを繰り返さない事ってありますよね。
例えば、
- 美味しそうな北海道産の○○を原料としたお菓子のCMを見た。
- CMで見たお菓子を買った。
- 美味しかった。
- 次の日もう一度買う。
お菓子メーカーにとっては良い流れですが、ある時、北海道の○○が不作でとれにくくなったので、価格が高騰した。
- 300円も出すなら他の似たような商品を買おうと思う。
- 美味しいとわかっているけど、
- 買わない。
とか、北海道産は利用せず、価格は変わらない海外産を使うこととした。
- 美味しそうなお菓子のCMが海外産のものに変わったという情報を得た。値段と味は変わらないらしい。
- 美味しいとわかっているけど、
- 買わない。
海外産の物の価格が1/10になった。
- 安い!
- 日本産のものではない事は知っているけど、
- 買う。
つまり、きっかけのハードルが高い/動機が弱くなると、同じ結果では、成果が良いとは言えなくなります。反対に、同じ結果でもハードルが低く/動機が強くなると、成果がそこまで出なくても、行動することとなります。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”profile.jpg” name=”小川準一郎(オガジュン)”]結局、冒頭の犬は、何でこんなに流れが速そうな川を、泳いでいるんでしょうか?[/speech_bubble]
- 遊戯動機…濁流がたまらない。
- 理解動機…流されるとどうなるんだろう。
- 変化動機…犬が濁流を楽しむなんてスゴイでしょ!
- 秩序動機…この川を渡らないといけないんだってよ。
- 達成動機…この濁流なんて俺にとっては朝飯前だぜ!
- 親和動機…反対の川岸にいるご主人様のところへいち早くいかなくては!
- 屈辱動機…私にあの橋を渡る資格はありません。私なんてこの濁流にもまれればいい。
- 攻撃動機…俺を超えられるかな!
- 自律動機…犬は犬かき。ふざけんな、俺はバタフライ。
- 支配動機…「この濁流を渡り切ったものだけに、好きな時にビーフジャーキーが食える権利を与えよう!」(神)
- 服従動機…「俺、反対にいるから、その川わたって見せてよ」(ご主人)
- 顕示動機…この濁流ものともしない俺みたいな犬っている~~?
- 援助動機…流されている人を助けなくては!
- 依存動機…この川渡ったら、本当にハグしてくれるんだよね~
- 異性愛動機…川の向こうに、めっちゃいいにおいのメスがいる!
- 屈辱回避動機…明日は絶対この濁流レースで一位を取ってやる!
のように、犬にも様々な動機があります…
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R2″ icon=”profile.jpg” name=”小川準一郎(オガジュン)”]- これ考えるのに、15分要しました。一人でむなしくなりました。(結果)
- もうしません。(行動)
- 反響があれば似たようなの考えます。(きっかけ/成果)