あなたの役割って何ですか??
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L2″ icon=”ST.jpg” name=”新人療法士”]突然こんなこと言われたって…はっきり言えなかった人はきっと独り職場や独りで病棟配属などの役割を持つと困ってしまいます。
- 新人療法士であれば、仕方ないなで済みます
- 経験者だと使えないと言われかねません
後者にはなりたくないですね。
先輩の陰に隠れていればよかった環境から、突然自分一人でしなければならなくなって、あたふたしている方、きっと役割を今まで自分で考える習慣がなかったのかもしれませんね。
でも大丈夫、普通に療法士として患者様に感謝されたことがある方なら誰だって、自分の置かれた環境での役割に気づくことができます。
あなたの役割
超大くくりに説明すると「あなた以外の方の役に立つことです」
あなたが療法士であれば「あなたの専門分野に関する部分で役に立つことです」
それくらい分かってます!と叱られそうです…が。
実はあなたの専門分野にこだわりすぎると失敗します。
私の失敗談
新人の頃、言語聴覚士として多職種から専門分野での答えを求められていると勘違いしていました。経験も少しなのにありったけの知識で質問に答え、否定され続けました。
なぜだかわかりますか?
それは、今まで言語聴覚士がいない環境で臨床現場を体験しながら、ある程度の成功体験・失敗体験をしてきた多職種なりの勉強し獲得した知識に負けていたからです。
専門用語や机上の空論は現場で必要とされていません。必要とされていることとは…現場で物事が良い方向に進むか?です。
あなたにとって新しい環境は
未知の世界です。
私は専門職だからというだけで、他の専門職が知りえない知識・技術を、他職種に知ってもらうだけの視点で推し進めるのはいかがなものでしょう?
絶対に失敗します。
その環境はその環境なりの歴史があります。
- 良くなってきた点
- どうしてもうまくいかない点
- 議論にさえ上がらないどうでもいい点。
色々です。
あなたが今までいた環境で成功してきたことは、今後も形を変え必ず生きてきます。その極みがあなたらしさになります。新しい環境であなたらしさ出るといいですね。その為には…
まずは環境を知り信頼関係を
新しい環境を、新しい担当の患者様だと思いましょう。
- どんな環境にも必ずニーズがあります。デマンドがあります。
- それからそれを満たすために何が必要で、何が足りないか評価しましょう。
- 自分で評価できることは自分で、できないことは他職種に相談しましょう。
- 相談に乗ってくれないなら信頼関係を作りましょう。
- 信頼関係が築けていなかったり、自分に専門職として現在の環境でできることがないと感じたら、他職種のサポートに徹しましょう。
そうです。現場ではあなたの専門職としてのプライドなんてどーでもいいことです。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”Pt.jpg” name=”患者様”]俺の頭は正常だ! もともとだから勉強なんてしなくていい! 歩かせろ! 邪魔すんな! [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R2″ icon=”ST.jpg” name=”新人療法士”]こりゃ無理だな [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”ST.jpg” name=”新人療法士”]分かりました。明日にしましょう。まさか訓練できない事を患者様の責任にしていないですよね?
まずは信頼関係を築くためにも、ニーズを満たしましょう! 歩けるようにしてあげましょう! 歩けるようにするためのスキルがないなら他職種のサポートに徹しましょう。
そしたらあなたに何が必要で、専門職として何が現状出来るか? 必ず見つかります。
どんな環境でも必ずある悩み、それは?
マンパワー不足です。
リハビリ療法士が病棟スタッフと同じケアをするのは嫌ですか?
- おむつ交換するの嫌ですか?
- トイレ介助するの嫌ですか?
- 掃除するの嫌ですか?
あなたのすべきことや役割がよくわからないのであれば、他職種の視点に立てる環境を自分で作って、何に困っているか、なんでなかなかこの環境では解決しないのかを考えましょう。
言語聴覚士だから「おむつ交換」しなくていいと思っている使えない言語聴覚士にはならないでくださいね。はっ!としたあなたはこちらの記事必読です。→自分の役割じゃないと決めつけていませんか?
結論
使える療法士になるには、
- 患者・スタッフ関わらず、ニーズ・デマンドを満たす視点を持ち、
- くだらない専門職としてのプライドを捨て、
- 自分の色を活かした関わりを繰り返しましょう!
最後まで読んでくれた方なら絶対に自分の色を活かした療法士になれると信じています。