
オガジュン(小川準一郎)
私の職業はことばの訓練をする言語聴覚士
言語聴覚士という発達の遅れや頭の病気などで、コミュニケーションが上手く取れなかったり、食べると喉に詰めたりする危険があったりする方の、リハビリ(検査、評価、訓練)をする仕事をしています。
目立ちやすい子供の特徴に気づく
自分の子供は、多動傾向。多動とはやたら、考える前に結果がどうあれ行動してしまい、ソワソワしている状態。
落ち着いて!と周りに言われやすい症状です。体を揺らしておかないと落ち着かない、ことばにする前に行動する、したいことは辞められないなどなど(^_^;)
現在、周りから我慢できない子というレッテルを貼られやすい、といっても、その症状は成長ともに改善、クラスで「んっ?」と目立ちやすいくらいで、もっと目立つ子がいるレベルになってます。成長と共にコントロールできるようになってきてます。
吃音(どもり)の怖さ
5歳くらいでどもり。発達の過程でよくあることなのでそっと見守り8歳くらいまで存在を忘れていたのですが、9歳になり突然よく分かるレベルに!
学校の担任に聴くと学校の先生も気付いていない。多分、親であり言語聴覚士なので気づきやすいのだと思います。先生に謝られましたが、すごく協力的で安心、感謝です。
「◯◯くんの喋り方おもしろーい」と周りの友達に言われるようになってきたこと、長男自身、言葉がのびてしまう、話し始めに「連続になる(例.だ、だ、だ)ってなることがある」と自覚があります。
救いは、それを不安に感じていたり、からかわれて嫌な気持ちになったりしていないこと。
ことばの訓練はせず、安心感を。その結果は?
吃音は改善するもの。「治るもの」と考えると一生終わりがありません。吃音と一生戦う人生よりは、吃音(どもり)があっても人生楽しめる能力を高めるほうが、結果、吃音(どもり)は減ります。
というよりは、ことば以外の予備力を高め、話をするとき、頭が回る状態を作ることが、有効です。

私たち夫婦が吃音(どもり)が強くなっていることに気付いたとき、長男は吃音(どもり)を悪と感じていなかったので、吃音(どもり)症状をどうにかするリハビリ的な関わりは全くしませんでした。
つまり、言葉を言わせる訓練はすべき時期ではないと判断。吃音(どもり)に気づかせず、親として安心感を与えるサポート。これが良かった\(^o^)/
長男でさまざまプレッシャーを感じるポジション。親も初めての子供だから、何でも過剰になっていたのだと感じる。安心感がなければ、楽しいことをしてもストレスを感じてしまうんです。←大人にも当てはまります。
吃音(どもり)激減!だけど心配!!
明らかにどもり激減。子供に安心感を与える対応が功を奏しました。今まで、子供に向き合えていなかった、安心感を親として充分に与えられていなかったのだと反省もしました。
これから反抗期に入って、親を避けるようになる可能性が高い。
最近の報告では、事前に成長期での苛立ちの原因などを説明しておくと、避けることはあっても不要なリスクを避けることができると・・・専門的な知識も踏まえながら子供と向き合ってます。
吃音の怖いところは、自覚して、周りの目が気になり、症状が強くなるだけでなく、コミュニケーションが怖くなるところです。今後も親としてケアは当然必要です。
親はその時できることを!まずは正しい知識を
情報で溢れている現在、体験談が興味を引きますが、専門的でない再現性の低い報告も多い。特にSNS。特定のアカウントが悪いわけではないし、SNSが悪いわけではなく、情報を使いこなせない状態であるなら、自分自身がレベルアップすべき。
実体験は本人にしか分からない事を、これから体験するかもしれない人に、分かりやすく伝える力がある。とても有用。ただ、情報をどう精査するかが重要。
子供に安心してもらうために!
安心感を子供に持ってもらうために、以下を実践しましょう!
行動を変えるにも安心感がなければ、上手く進みません。伸びる期間も倍かかる、周りも疲弊する、本人は自尊心が傷つく。

安心感は家庭のキソ、実は夫婦の中にも役立ちます。夫婦の仲が良いと、当然子供も安心します。夫婦が抱きつきあっていると、子供が寄ってきて抱きつきます。みんなで安心感を感じましょう!
- 【第1章】人生不幸せ感は、幸せの王道と信じていたレールが招いた悲劇
- 【第2章】人生6つのキーワードと3つの失敗
- 【第3章】人生の転機、ストレスほぼゼロの生活
- 【第4章】専門家の力だけでは無理、親として子供に向き合う効果
- 【第5章】自分の夢、ブログをやる意味