ストレス解体のご依頼が来ました。内容は以下のとおりです。
誰しも一度は、以下のいずれかに当てはまったことがあるはずです。
- 普通忘れないだろうというくらいの重要なことを忘れてた
- 自分を情けなく感じたり、ショックを受けた。結構ストレス。
- そんなこんなで頭ごちゃごちゃ、頭もやもや。
今回は、ごちゃごちゃした頭の整理に効果があった方法を事例をもとに紹介します。これを読めば、頭の整理ができ、人によっては、課題の大部分を一人で解決することができます。
頭の中が整理されていないと解決できない
この質問って、様々なことが絡み合っています。
まさに頭がもやもや、ごちゃごちゃした状態。
課題を解決するためにはまず、この課題をシンプルに紐解いて解いてやる作業が重要です。
手順①書き出す
一般的な人は、一度に覚えられる事柄は7±2個と言われていて、覚えられる容量が大きい人で9個、容量が小さい人で5個くらいです。
自分の頭の中にあることだからといって、同時に何個も思い出し、意識し続けることは難しいのです。
頭の中で考えていることや、感じていること、溜まっている事柄、これら頭でもやもや、ごちゃごちゃしている事には、実態がありません。
そこで、まずは頭のもやもや、ごちゃごちゃしている事柄を書き出し、自分の頭の中にはどのような内容が詰まっているかを視覚化する事が重要です。
手順②分ける←ここがポイント!
視覚化された情報を分けると、一つ一つの課題がシンプルになっていきます。この作業だけで、もやもや、ごちゃごちゃが解消される方もおられます。
を分解すると以下のように成ります。
- 最近、頭の中がごちゃごちゃしてしまう
- ミスをしやすい
- 重要な会議をすっぽかしてしまった
- 会議を忘れていたことにショックを受けた
- 誤魔化そうと考えてしまった
- 自分を情けなく思った
相談者の困っている点は、「頭がごちゃごちゃしてしまってミスしてしまう」という1点ですが、課題としては6つに分けることができました。とってもシンプルです。
手順③解決できることから潰していく
課題をシンプルにすることで、今すぐ解決できることと、それ以外のもの(解決には時間がかかる、人の支援が必要など)に分けることができます。
この6つの課題の中で、即対応できそうなことは、「会議をすっぽかさないようにすること」「頭の中がごちゃごちゃしてしまう」の2つです。「頭の中がごちゃごちゃしてしまう」は書き出し、分けることですことで解決しますね。「会議をすっぽかさないようにすること」は文明の力を活用すると速攻解決できます。
例えばスマホのリマインダーやアラーム。アナログにいくと、手帳に付箋、もっとアナログにいくと、同僚に声をかけてもらうなどです。「朝寝坊をしない」と同様の対策でうまくいく。「会議をすっぽかさないようにすること」は手段さえ間違えなければ誰でもうまくいきます。
課題をシンプルにすることで人は勝手に行動する
上記のケースの場合、根本の解決には至っていないので、同じような事柄で再び頭がごちゃごちゃしてくる可能性がありますが、マイナスの状況を生んだ事柄を起こらないように予防することができるので、ストレスの原因となった失敗は減らすことができます。少なくとも会議をすっぽかす事もなくなります。
ちなみに、ご依頼者は私が課題に分けるだけで、ご自身で様々な対策を考え実践されたようです。つまり、課題を分けることは行動力を高めることにも寄与します。
※他の内容(課題)は、感情とも関与していそうで正しい知識をつけることから始めないといけません。これらはまた別の記事で紹介していきますね。
ごちゃごちゃした頭の整理は簡単3ステップでスッキリ解決できる!
今回のケースは、ご依頼内容を「わける」事で、ご依頼者ご自身で、課題を解決していく結果が得られました。※その他の感情と関与している課題については、別件でフォローし、良い解決に至っています。
[box class=”blue_box” title=”頭の整理3ステップ”]- 書き出す
- 分ける
- 解決できそうなことから解決する